訪問看護師のマナー講座~個人情報の取り扱いに注意~

近年、個人情報が声高に言われています。実際に、看護師さんの個人情報漏洩の事件も起こっており、私たちもその渦中に巻き込まれないとも限りません。医療機関は、「個人情報取扱い業者」です。そのため、個人情報取扱い業者の義務を果たさなければなりません。義務を果たさなければ、罰則の対象となってしまいます。少しの判断ミスが、病院やステーション全体の信頼を失うことにつながります。「知らなかった」では済まされない個人情報の取り扱い、改めて学んでみましょう。

1:医療現場での個人情報は何が該当する?

医療機関では「カルテに記載された患者さんに関わる情報や、業務の中で知りえた情報は全て個人情報」としています。また、「カルテなどを記載した医療従事者の個人情報も含む」とされています。
例えば看護師が職務上の都合や資料作成目的で集めてメモ書きしたものでも、個人を特定できる氏名、年齢、性別、住所などを明記したものは、全て個人情報となります。


2:個人情報の取り扱いで気を付けるべきこと。

  1. 患者さんのご家族を名乗る方から、患者さんについてお電話がかかってくることがあります。この場合は、安易に電話の主がご家族であると判断をしないように気を付けましょう。
  2. お電話でスタッフに関する質問を受けた場合でも上記と同様で、簡単にスタッフの個人情報を伝えないように気を付けます。
  3. 個人を特定できるような情報・資料を、業務外に持ち出してはなりません。
  4. 患者さんが亡くなられた後も、その情報を漏らしてはいけません。
  5. 退職した後も守秘義務は続きます。
  6. 業務上で、知りえた情報をSNSやブログなどで公開をしないようにしましょう。
  7. 医療者同士でも、業務上、関わりのない患者さんの情報を伝えることは守秘義務違反となります。

このように、故意に情報を流出させたり、データを記録した書類やPCの紛失や盗難などの事件・事故ではなく、何気ない不注意が大きな問題に発展してしまう事がありますので、十分な注意が必要です。


3:スタッフ間の個人情報も気を付けましょう。

上記の個人情報の話とは少し変わりますが、他人のことを、第3者に公言することは、多くの場合で控えるべき行為です。個人的な事で、本人が口外されたくないことであれば、間違いなく本人は嫌な気分になってしまいます。噂話は、もともと人に言えないこと、いうべきでないことなので、背徳的な魅力を持って語り継がれます。そして、いつかは「あの人が〇〇と言っていた。」という形で本人へ伝わり、不快な思いをさせることになることが多いものです。最初の人は「そんなつもりで行ったわけではない。」「そんなはずではなかった。」という誰にも責任がない話になり、不快感だけが残ってしまいます。噂話や、内緒の話は自分を汚す話と考えましょう。
噂話の対処法の「大人のマナー」「賢いマナー」としては、まずは自分で真実を確かめるまでは、その話の内容を鵜呑みにしないことです。そして、マイナスのことを聞いても、決して口外をしないことが大切です。噂は自分のところで止めることが最良のマナーと心得ましょう。


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